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脳を鍛えて挑戦できる人になるための4つのポイント

わたしたちの身体を取りまとめているのは他でもない脳です。

なので、「何でもそつなくこなせる人になりたい!」だとか、「色んなことができる人になりたい!」だとか、「自分に自信が持てる様な特技を身に付けたい!」って場合は脳を鍛えるといいです。

だってそうでしょ?

身体を動かしているのはわたしたちの脳なんですから。

 

今回は脳を鍛えるとどんないいことがあるのか、脳を鍛える時のコツについて書いていきます。

人によっては実践するのが難しいなぁって思うかもしれませんが、こういうのはできる事からコツコツやっていくのが吉ですので、めげずに頑張っていきましょうね!

 

以下、もくじ~。

 

 

1.新しいことするのが億劫? そんなあなたはいつも同じことしてません?

 

あなたは普段どんな生活を送っていますか?

朝起きたら歯を磨いて、平日なら学校や職場へ電車などを使って行き、友人や同僚といつものように会話をし、お風呂で体を洗って寝る。

まあ、だいたいこんな感じの日常ですよね? わたしもそうです。

 

普段意識してませんけど、いつもやっている行動というのは次のように言い表せます。

その時々の文脈を読み取り、それに適した行動なのだと。

こういった行動では脳の眼窩前頭皮質という部分が働いているのですが、ここばかりを使っていると困った事が起こりえます。

それは、慣れないことをする時に凄くしんどくなってしまう、ということです。

 

新しいことをするのにしんどさばかりだと、どうでしょうか。

どんどん新しいことをやろうという気が無くなってきますよね?

そうすると日常生活がどんどんつまらないものになっていってしまいます。

 

そうならないためにも脳を鍛えましょう。

脳を鍛えることでチャレンジしやすい自分になりましょう。

そんな自分になれれば、自分に自信が持てるようになりますし、様々な経験があなたの可能性の開花を手伝ってくれるようになります。

 

 

2.脳は新しいことが好き! チャレンジして脳を変えよう!

 

脳は新しいことが好きです。

もっと詳しく言えば、新しいことにはいつも付きまとう予想外の出来事が脳の大好物なのです。

予測できないことを経験することで脳は活性化し、成長します。

 

物事が、ある時には規則的に起き、ある時にはランダムに起こるようなことを「偶有性」といいます。

そのため、脳は偶有性が好き、と言い換える事もできます。

 

では、脳はなぜ偶有性が好きなのでしょう?

「想定外の事って疲れるから無い方がいいじゃん」って思いません?

その理由は脳の可塑性にあります。

 

可塑性とは、

固体に外力を加えて変形させ、力を取り去ってももとに戻らない性質。塑性

 

小学館 デジタル大辞泉より/

https://kotobank.jp/word/%E5%8F%AF%E5%A1%91%E6%80%A7-44854

つまり、可塑性とは変わる事ができる性質、変化できる性質ということです。

 

脳は変わることができるので常に変わりたがっています。

今の状態から変化するために経験したことの無い刺激を求めます。

だから脳は偶有性のある新しいことが好きなのです。

 

脳の欲するままに新しいことに挑戦していくと非常にいいことがあります。

それは「汎化」をスムーズに行えるようになるという事です。

 

ここでの「汎化」とは、ざっくり言うと、以前の経験から学んだことを別の経験の際に応用して役立てることをいいます。

たとえば、英語を学んだ経験を活かしてドイツ語を効率的に学ぶ、とかです。

動詞は2番目に来るなどのように、ドイツ語と英語との共通点はいくつかあるので、英語がある程度できているとその経験は必ずドイツ語学習でも役立ちます。

もちろん、逆も然りです。

 

人間の脳には順応性があります。

どんな新しいことでも、続けていれば慣れていき、スムーズに行う事ができるようになります。

 

けれども、やっぱり新しいことに挑戦するのってなんかハードル高いですよね。

いざやってみたものの、緊張しちゃって上手くできないことなんてざらです。

緊張しないように、なんていうのは無理ですよね~。

だって、失敗したくないから集中しようとして緊張しちゃうんですもんね。

 

しかし、この緊張状態というのはパフォーマンスを著しく低下させます。

そのため、理想的な状態というのはリラックスしつつも集中することです。

これがいわゆる「フロー状態」というやつで、脳の真ん中あたりの「ディフォルト・ネットワーク」と呼ばれるところが活発になっている状態です。

 

新しいことに緊張してしまうわたしと同じタイプの人は、このディフォルト・ネットワークが上手く機能していないと言えます。

なので、この部分の働きを鍛えれば新しいことに挑戦しやすくなるってことです。

 

それでは、ディフォルト・ネットワークを鍛えて挑戦できる人になるための4つのポイントを紹介します。

 

 

3.挑戦できない? 挑戦できる人になるための4つのポイント

 

3-1.初めての体験に慣れる

 

初めてのことに慣れましょう。

大きなことでなくていいです。

すごく小さなことで十分です。

 

たとえば、普段は行かないお店にランチに行くとか。

利き手じゃない方の手でスマホをいじってみるとか。

 

そんなレベルからでOKです。

まずは日常生活の中で簡単にできる新しいこと、初めてのことから初めて徐々に慣れていきましょう。

 

 

3-2.場数を踏む

 

場数を踏みましょう。

新しいことに挑戦するのがハードル高いのは失敗を恐れるからではないでしょうか。

この失敗経験ですが、いつも同じだけのダメージを受けるとは限りません。

 

どんなことでも最初の失敗が一番キツイのです。

でも2回目、3回目と失敗経験を積み重ねていくと失敗することに慣れ、そんなにダメージを負わないで済みます。

 

「しゃーねー。次ぎいくか、次」

というように軽く流せるようになります。

なので、場数を踏んで失敗に慣れていきましょう。

 

 

3-3.試しにやってみる

 

沢山の初めてのことをやり、場数を踏んで失敗に慣れるためには色んなことを試しにやってみる、という姿勢が大切です。

「よし! やるぞっ!」と意気込むより、「とりあえずやってみっか」くらいの方がいいです。

気軽にできますし、失敗してもあんまり落ち込まずに済みます。

 

気軽というのは大切です。

挑戦することを自分の中で大事にしてしまうと、一歩踏み出す足が重くなってしまいます。

そうなると、小さな挑戦もしなくなってしまうため、「とりあえず」という気軽さが重要なのです。

 

 

3-4.決して立ち止まらない

 

小さな挑戦を沢山していけば失敗だって沢山経験するでしょう。

そんな時でも決して立ち止まらないでください。

立ち止まらないというのはどういう事かというと、要するに失敗しても気にしすぎるなってことです。

 

「とりあえずやる」精神で色んなことに挑戦し、場数を踏んで初めての体験や失敗に慣れるためには、一つ一つの失敗でいちいち立ち止まっていてはいけません。

立ち止まってしまうと次の挑戦が億劫になりかねませんし、何より精神衛生上よろしくありません。

 

失敗した原因を考察することは大事ですが、失敗したことをくよくよ考える必要はありません。

上にも書いたとおり、失敗しても「しゃーねー。次行くか、次」という態度で他の事にチャレンジしていきましょう。

 

 

4.四季のあとがき

 

挑戦っていうのはどうしても敷居が高いと感じてしまいます。

だって失敗するのが怖いもの。

経済的に損失を被るかもしれないし、他の人から批判を受けるかもしれませんし。

 

でも、自分が恐れてしまうような大きな挑戦からしなくてもいいんです。

小さな挑戦を積み重ねて、成功と失敗に慣れていき、徐々に挑戦の規模を大きくしていけばそれでいいのです。

 

上の4つのポイントを意識して挑戦していくことで、脳のディフォルト・ネットワークは鍛えられます。

そうすることによって、段々と挑戦できる人になっていけるのです。

 

ということで!

わたしもまずは、利き手とは逆の手でスマホをいじるところから挑戦する日々をスタートさせようと思います。

 

以上、折々四季でした。

それでは、また~。

 

 

参考文献

・『結果を出せる人の脳の習慣』 茂木健一郎 廣済堂新書